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9・パパ・ママ、たばこを吸わないで！
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こんなに危険！たばこの煙
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たばこの有害物質はニコチン・タール・一酸化炭素が代表的なものです。
ニコチンは血液の流れを悪くし、血管や心臓、呼吸器、消化器に悪影響を与えます。
タールは発がん物質なので、肺ガンだけでなく様々なガンが発生しやすくなります。
一酸化炭素は体を酸欠状態にし、動脈硬化や心筋梗塞などをおこしやすくします。
これ以外にも、気管支喘息になったり、下痢をしやすくなったり肌の老化が早まったり、歯が黄ばんだり、と健康を損なうことがとても多いのです。
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換気扇の下なら大丈夫？！
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たばこを吸う本人が吸い込む「主流煙」よりもたばこから立ち上る「副流煙」の方が実はずっと害になります。とくに成長期の子どもにとって、たばこを吸う人が家庭にいる場合、いない場合の数倍以上、気管支炎・気管支喘息・中耳炎などがおこりやすいということが分っています。
換気扇の下で吸っていても、天井がつながっている部屋ではあまり意味がありません。パパ・ママの一服が子どもの健康を少しづつむしばんでいるとも言えるのです。
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赤ちゃんのためにたばこをやめてみませんか？
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妊娠中のママがたばこを吸うと、赤ちゃんが小さく生まれたり早産になったりします。 ママ自身が吸わなくても、パパや周りの人が吸えば同じ事がおこります。
赤ちゃんが生まれてからも、たばこを吸う人の母乳にはニコチンがたくさん含まれています。このニコチン入りの母乳を飲んだ赤ちゃんは、嘔吐・下痢・不眠・心臓がドキドキする・ミルクの飲みが悪くなる・・・などのニコチンの中毒症状をおこします。
SIDS（乳児突然死症候群）もご家族のたばこが原因の一つと考えられています。たばこは赤ちゃんにとって悪影響しか与えないのです。
さらに、小さい赤ちゃんの誤飲事故のなかで一番多いのはたばこです。
赤ちゃんの手の届くところには絶対にたばこや吸い殻を置かないで下さい。少しの量でも、体の小さな赤ちゃんにとっては大きな影響を引き起こすことがあります。とくに危険なのが飲み物の空き缶を灰皿にすること。水分に溶けたニコチンは体内での吸収が早いので、間違えて飲むとあっという間にニコチン中毒の症状が進みます。
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禁煙を考えている方へ
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たばこをやめてみようかと考えている方には、「禁煙外来」がお勧めです。たばこをやめよう！という意志さえあれば、つらい禁断症状をお薬の力で抑え、比較的楽にやめることができます。
どうぞ当院の禁煙外来にもご相談下さい。
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子どもの病気のミニ知識 もくじ
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